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京都を拠点に活動する、大所帯のダンス・コミュニティ。
ブラス楽器を奏でながら、ダンスな旅をしたりします。 星たち
2009.09.27 Sunday
一本の木と、たくさんの木々と、こころがかよう。 星がたまらなくきれいな夜空をじっとみあげていたとき気がついた。 星たちはどんなに美しくても命が通っていなくて心を通わすことはできないのだった。 心を通わすことができないままに、かぎりない恩恵を与えてもらってきたのだった。 寝足りないまま腹ぺこのまま河辺で夜更けにラッパの練習をしていたら ざわめいていた気持ちがだいぶ落ち着いてきてふと空を見あげると星たちが光っていて 星たちを見あげていたらワケのわからない涙がでてきてしばらく号泣してしまった。 河向こうにある立派なタテモノを所有するよりもタテモノのあかりをゆらめきうつす 河の水みたいに流れて生きるのが幸せなんだとわかったときふと空を見あげたのだった。 山奥で海辺で満天の星空をながめていたときの記憶がつぎつぎと蘇ってきた。 この星空を眺めて暮せたら幸せと感じるくらいの至福感だったのにいつしか忘れていた。 たくさんの愛されたがっている人たちをいとおしく感じ生きていられて幸福だと思った。 泣きながらこころにうかぶ人たちに呼びかけてあやまってありがとうとつぶやいていた。 ハーちゃんとヘホくん
2009.09.26 Saturday
あさおきて、となりにもうひとついきものがいて、 ゆっくりいきをしている。 はなしはつうじない。 あしをつついてみても、はんげきをくらう。 きにせずごはんをたべてもういちどあしをつつく。 いやがられる。 いやがられるのがわかっていても、つつきたい。 小さい時に猫と鳩と犬とハムスターを飼っていた。 ザ・ペット。 嫌がられても引っかかれても噛み付かれても触りたかった。 だいたいは、知ってる犬でも知らない犬でも関係はない。 檻の中に入ってうなっている犬でもなんでも触りたかった。 そしていつも噛み付かれていた。 ひどい時には指に穴があいたこともあった。 でも平気。びっくりするだけ。 びっくりする事はいやじゃないから平気。 でもたいていの生き物はびっくりすることは平気じゃない。 大声出したり、何の気なしに急に近づいたり、知らないもの少しでも不審なものは真正面から受け付けない。 そういえばこないだ知り合った女の子でびっくりするのは嫌だという女の子がいた。 嫌だということじゃないかもしれないけど、例えば痛みに関していうと、もしきちんと準備ができていればそれが痛みであっても単なるそういう感覚として受け入れることができるらしい。 本当かは分からないけど、準備なしに痛みがやってくるとそれはものすごく不快感があって、準備があれば、不快ではなくて、当たり前にあるものとして受け入れられるみたい。 痛くても平気だそうな。 なるへそ、だけど自分だったら痛みは痛みで不快にはかわらないだろうなぁ…… うにうにと。 犬さん猫さん。 あたしはびっくりかどいかなんてそんなことお構いなしにずいずい入っていって咬みつかれるのです。 お互いに痛いのかなぁ。私の指の痛みは犬さんたちの驚き精神ダメージなのか。 ごめんなさいねぇ。 現に飼っていた鳩はかまい過ぎて死んでしまった。 ごめんねぇ。 自分の外の身体をひねったりつねったりしても自分では何のことだか分からない。"そういう”感触・が手に残るだけ。 "そういう"は自分にとっては、あるやわらかさ、弾力、たまに湿気なのだけど、対象にとっては、イタイ、だとかキモチイイ。 イタイとかがもっと分かったらいいなぁ。 おとなりさんよ。 ひふとひふでしか分かれていないはずなのにその接点の向こうとこっちではこんなにも感じ方が違うのでしょうか。 果てしないなぁ、、、そういや、そんな薄皮一枚隔てられていたとしても、物理的な距離でいうとスゴーーい広い太平洋とか、海とか、地球、宇宙を考えると、隣で座っている人なんて重なっているみたいなものでおおよそ何か等しいものの一つや二つ持っているのではないかと思ってしまう。 でもでもちょんってしても違うんやよね。 皮膚と皮膚でしか分かれていないのに向こうとこっちで分かれることについて。 裸でいてもあっちとこっちにいて、パンツをはいて服を着てもっと距離を離して、そして別々の乗り物に乗って自分を運ぶ時間も変えてもっとその間を離していく。いっぱい色んなものを身体にくっつけていつの間にやらお隣さんがお隣さんでいなくなっているかもしれない。 ん、でも裸で突っ立てはいられないしなぁ・・・ 人っていったら、一人だけど、人が一人、二人、三人になったら人間ができてくる。 私と相手、誰か、1、2、3、4。 ヒフはハさんとヘホさんのあいだ そういや、共同トイレで用を足しあっている人同士は同じ近しい空間にいるにかかわらず、相手のお尻を見る事はできないし3センチくらいの壁のおかげですっかり大丈夫と安心もできるんやなぁ。 公衆トイレの妄想。 隣で用をたしている人は本当に自分と同じ格好で用をたしているのか! 迷宮入りになってしまう。 あたいは動物で聞く耳と話す言葉をもっている。身体をすりつけなくても耳から身体に直接届ける音を作れる。言葉は脳みそを通り越して心に触れるかもしれない。皮膚を通り越すことができるかもしれない。 秋山はるか 『空白』
2009.09.25 Friday
たまに空白の何日間という言葉を聞きます。 当事者にはきちんその日はある。 語ることのない日なのかもしれません。語ることの出来ない日なのかもしれません。けれどその日はやっぱりある。 なかったことには出来ない日。 行いも、なかったことにはできないことです。今、ここで引き起こしたことは、それに関わった人に、なにかの形を残します。 生きているのだから、丁寧に丁寧に、今、ここで、何かを、する。 でも、空が白いのは素敵かもしれませんね。 今村達紀 aiai
2009.09.24 Thursday
高校のときに乗っていた黒い自転車は 盗難されて 原っぱでみつかった 大学のときに乗っていた緑の自転車は 盗難されて ふたつ隣のマンションでみつかった いま乗ってる水色の自転車は 盗難されて 大きな鳥居の前にお供えしてあった そうな 無くしものをしても なんだかひょっこり出てきそうな気がしてしまう だれかと別れるとき なんだかひょっこりまた逢える気がしてしまう 免許証をなくした 心当たりはナイ。 そんなこんなで月日は流れ そろそろ届けを出さないと、と 悪用された恐い話を聞いてびびりはじめた今朝方 いつものコンビニで愛想の悪い美人の店員さんに ほんのり忘れ物について尋ねたら これ? って。 これこれ! これこれこれこれ!! そうそう2ヶ月ほどまえに ここでコピーしたんだったね おかえり ただいま やーやー また会えて 嬉しい やはり 大丈夫なもんだ 会いたい人に また あえたり あえなかったり 前回の、あるいは前々回の公演で WSで 道端で 河原で 偶然出会えた人たちに 来月の公演で また会えたり するのかな はじめましての人やこれを読んでるあなたなんかにも 出会えて また会いたくなったりするのかな あえたり あえなかったり 年金手帳はあいかわらず ゆくえしれず (y) しわわせ
2009.09.23 Wednesday
初恋は5歳のとき、実家の工場で働いていらした85歳の職人さんでした。 初めて人に対するはっきりとした胸の高鳴りを覚えたのは確かにこの時でした。 バレンタインデーのチョコレートもそのおじいさんに初めてあげました。 何がきっかけでそのおじいさんのことを好きになったのか覚えていないけれど、毎日おじいさんに会いに工場に連れてってもらって、職人の手仕事を間近で見ていました。 覚えているのは、土埃で汚れた曇った眼鏡、大きいのにとても繊細な動きでものをつくる手、それから、笑ったときに出来る顔の柔らかい皺。 先日、素敵なおばあさまに出会いました。人を緊張させる皺などなく、柔らかい、しわしわの顔の中に赤ちゃんみたいな瞳がのぞく。 目と皺は嘘をつかないな、このように歳を取っていきたいな、と思いました。 一瞬一瞬の身体の動き、感情の機微が刻まれて、しわになる。形になる。 だから、一瞬たりともぞんざいにしたくない。積み重なっていくことを常に意識していたい。 あなたのしわが好きです、あなたのしわを大切にしたいです、と告白されたら嬉しいかもしれない。 岩澤侑生子 「どうやら魔法にかけられたよう」
2009.09.22 Tuesday
先日ダンマパダの通し稽古を見た。なんだか鼻づまりが治ったようなそんな気分だった。 睡眠不足には太刀打ちできない僕が、なぜか4時間睡眠で次の日までフル元気だった。 「私、どうやらe-danceマジックにかけられたようなんです。」 9月20日、京都大学は吉田寮のほぼ100周年記念イベントというのに、BraDanとして参加してきた。 録音を聞くと、まだ精度をあげるべきところはある。けどなんだ、この「これはいい音楽だ」と直感で確信させる何かは。 まるでジェームス・ブラウンのライブ盤のような何かがある。この何かを大事に音楽していれば、いつでも幸せに演奏できるような。 これにあえて名前は与えてしまうようなことはしないでおこう、と感じる。 再びダンマパダの通し稽古を見る。今までモノラルだった作品の空気がサラウンドになっている。 こちらがわざわざ意識を集中して、観たり聴いたりしなくても、自然と、見える、聞こえる。 ライブを通して世界に音を響かせて来たことが、作品への真摯な努力に出会って、確かな糧になっている。 直感的にそのバランスを体現するメンバーの潜在力に驚く。 最近、取引、つまり交換という要素を捨てたコミュニケーションについて考えている。 ただ与えられるだけ、負債を背負ったかのようなかしこまった反応なんかしない。 ただ与えるだけ、相手から何かを奪おうと代価について思い巡らせたりしない。 僕は考えているぐらいだから、まだよくできないんだけれど、 e-danceメンバーの間では、それがごく当たり前のこととして行われている。 お客さんに何も要求しない、ただ与えるだけ、むしろ、ただ在るだけ、そんな作品の姿が目の前に在る。 よければ、一緒に楽しんでしまいませんか、と、あら楽しんでみようかしら、と。 e-danceの作品が、どんな学術論文より、専門書より、実直に今僕が欲しいものを体現していると、感じている。 吉田 芸術
2009.09.21 Monday
この世に生れてきて知ったこと、
素晴らしいこと、美しいこと全部、 お互いに、伝えあえたら、 きっとお互い、喜びが増え、哀しみは減る。 お互いに、生命を大切にするようになる。 お互いに、自然な在り様を護るようになる。 心のなかの葛藤が消え、 兄弟同志で殺しあったりするのをやめて、 人びとはもっと喜ばしく睦みあうようになる。 素晴らしいことを伝え合うにはどうしたらいいのか。 伝え合う術を、どうやって身につけたらいいのか。 この技術さえ身につけば、多くの人たちは苦しむのをやめる。IidA 「楽しい河原」
2009.09.20 Sunday
今日はスタジオでの練習でした.スタジオに行く前に、鴨川河原で合奏をした.曲が終わると、近くにいた集まりから拍手と歓声が!!河原での反応はいつでもダイレクトに返ってくる.よければ立ち止まってくれるし、あんまりだと素通りだったり帰ってしまう. 河原は面白い. 先週、夜遅く河原で楽器を吹いていたら、缶チューハイを手にしたおっちゃんがふらふらと近づいて来て、僕の前に座った.視線は真っ直ぐこちらに向けられていて、予感通りにからまれた. 「おい、何か曲演奏しろや!」 「(やっぱり…)どんなのがいいですか?」 「何でもいいから吹けって!」 仕方がないので、知ってる昔の曲を吹きはじめた.しばらくしてふと見ると、おっちゃんは泣いていた. 茶化したくなってしまって悪い冗談で、「悲しくてやりきれない」という曲を吹いた. おっちゃんは「ばかやろう!!」と叫んでから「続けろや…」とつぶやいて、鼻をすすりながら小声で歌ってくれた.何かとてもうれしい気持ちになった. その日、おっちゃんに何があったのかは分からない.「あの星はベネブ(デネブ)っていうんや」って、星の話しか聞いていない. でも、お互いに何か交流があって最後は握手をして「元気でね」って別れた. 音楽っていいなぁと思う.外国の人が母国の曲だといって喜んでくれたり.近くで黙って聞いてる人がノってくれていたり.話さなくても、何かが通ったりする. おっちゃんが、別れ際に教えてくれたこと. 「ロックになんで管楽器がないか知ってるか?」 「… 知らないです」 「カン電するからや」 河原は面白いです. この鴨川河原での出会いから仲間になったメンバーも今回ライブ出演をします. いよいよ来月!! 秋に生演奏の夜を、お楽しみに♪♪ 吉澤拓馬 からだの感覚
2009.09.19 Saturday
あと2週間
2009.09.17 Thursday
いつでも見学OKな稽古場には、メンバーだけでなく色んな人がきます。 今日は『BraDan ☆ BraVo』出演メンバーも来ていたので、よりにぎやか。 そのせいか、稽古場に入るといつもとは違うそわそわした気分になりました。 稽古前、各々ストレッチをしたり準備をする時間が、いつの間にか 話しながらマッサージし合っていたり、寝ころんでいる人に乗ってみたり、 走り回る人達がいたり、色々に輪ができたりほどけたり。 小学校の休み時間みたいです。 ここにも一人。 近くにあった梱包材をほっかむりにして、売り子さん。(と、お客さん?) 何を持っているかは、劇場に来てのおたのしみ。 こうやって身近なものを、おもちゃに変えるのも子供の特技。 もう子供ではないけれど、みんな各々にのびのび居られたら、何か起こりそう。 最初の気持ちは、そんな予感からかもしれません。 坂本美夕 |