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京都を拠点に活動する、大所帯のダンス・コミュニティ。
ブラス楽器を奏でながら、ダンスな旅をしたりします。
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公演パンフレット文章
         『春ノ祭典』を経過する

 

  本作品は、ストラヴィンスキーの台本と音楽、20年余り重ねてきた舞台構想をもとに、出演者全員で振りの欲求を出し合い、アドヴァイスし合いながら創作しました。


構想係が準備しておいた全体構成は、共同創作に入ったら一旦捨てます。今時のダンスでは、ダンサー各自から、本人に応じたダンスの容(かたち)が生えてくる。出演者の顔ぶれが変わると、当然、作品内容も変わる。時間の自然な流れとともに、途上でのいろんな出会いや出来事を糧にしながら、総合的な出来事が発育していきます。


まず、全体構想から、原形となる最初の振付が派生してきます。原形は踊るにつれて変化していき、ダンサー誰しも一人では思い及ばなかったような、新しい容へと進化していきます。共同でダンスしながらダンス作品を育てていると、「これは人間まるごと進化する最広の方法なのではないか」と感じます。創作期間中、現場はいつも伸び盛りでした。


対等な共同作業は、時間もかかるし複雑で、たいへんなことの連続でした。一人一人が率先していく必要がある。それでも三人寄れば文殊の知恵といいますか、身体を仲立ちにして何人かで心気を通わせると、未来に向けて、より有効な遣り方が見えてきます。

基本的な方向はハッキリしていて、全員が共通して目指した処もシンプルでした。内容がどんなに同時多方向になっても創作が停頓することはなく、限られた短時間のなか、あらかじめ念入りに計画されていたみたいに、着々と作品が発育しました。制作スタッフやサポート出演者の面々も、いろんな可能性をほのめかしてくれました。

 
人生でいうと『春ノ祭典』は思春期の祭典です。ゆだんすると原始衝動の生贄になる。本作品にストーリーはありませんが、誰しも心身が思春期に突入したとたん、矛盾だらけで、自意識過剰で、気持ちいいのか、気持ちわるいのか、やりたくてたまらないのか、絶対にやりたくないのか、超意味になってしまって、意味がわかりません。

 
本作の大きな動機は、身体の新次元、ダンスへの恋だと思います。それから、いろんなことを総合的にヴァージョンアップさせたかった。いちばん手近で身近な身体で、率先して、未知の行為、未知の感覚へダイブする。新しい態度、新しい振りをゼロから身につけていく。心身に溜め込んだ力を、心身にしっくりくる行為によって、放散する。思春期のクライマックスを礼讃するような、この時代の、春の儀式を、執り行いたかった。よりふさわしい方法・技術、よりふさわしい構造・フォルムを、つぶさに試して探りたかった。

 
公演に際して目標もありました。生命に活が入りさえすれば佳いのではないか、春のダンスは。生命への活が波及していく、生命に活が入る、そういうことを目指しました。

春は頭がポーッとしたり、体がゆるんでパーになりがちです。やはりいろいろ考えるよりはダンスをしたり、ラッパを吹いたり、そのつもりはなくても魂あくがれてちりのまがひにもやもやしてしまう季節だと感じます。

 

3月吉日  飯田茂実
posted by e-danceとは? | 03:28 | 『春ノ祭典』感想集 | comments(0) | - |
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