CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
OTHERS
Search this site


京都を拠点に活動する、大所帯のダンス・コミュニティ。
ブラス楽器を奏でながら、ダンスな旅をしたりします。
<< 音楽ピクニック(雨天決行) | TOP | 2/3(火)節分 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

posted by スポンサードリンク | | - | - | - |
2/1(日) いつまでも思春期の心身

 人にもよるだろうけれど、多くの人は思春期になる頃から、密度の高さを求めるようになる。人はこの時期、成長した自意識によって周囲とは異なる存在となり、ありのままの自然な流れを受け容れることができなくなり、いったん周囲との調和や共鳴を失う。激しく思い詰めたり思い込んだり、ムリになったりムキになったりするようになる。ひとつのイメージ、ひとつの観念、ひとりの人間、ひとつの生き方などに執着するようになる。

モトをただせば、人生の春になって原始的な性慾が芽生えたからでしょう。

芽生えたはいいものの、その身体的欲求は、過度にシステム化された社会のなかで、伸びのびおおらかに発散されることがない。物理的には素直に発散できる環境にあるのに、社会心理的に、倫理的に、素直に発散できない。まだ不慣れなものなので、うまくコントロールもできない。

生命の衝動は、自然な展開を抑圧され、圧縮され、心身の裡で密度を増していく。例えば、片想いの人のまえで吃る。

身体の急激な変化により、思春期の心身には、それまでのようなバランスの取り方が通用しなくなる。新しいバランスを体得しようとして、心身は極端から極端へ激しく往復運動を繰り返すようになる。自動的に、より高密度、高エネルギーな状態に対して、心身が共鳴しやすくなる。

『春の祭典』という音楽は、まさにこうした状態を、厳密に構造化している。

 

  原始生命エネルギーが圧縮されている身体、いつまでも延々と夢中になれる身体というのは、腰椎4番に弾力があって縮む動きが素速く、頭骨(目鼻立)と骨盤がきゅっと中央に引き締まっている。ニーチェ、ドストェフスキイ、ピカソ、M・デイヴィス、笠井叡などの骨盤、頭蓋骨。整体では九種と呼ばれる。カリスマ体型などとも呼ばれている。

こうした頭蓋骨と骨盤の持ち主は、齢を重ねても体つきが若く、精力的で、すっかり老いきって骨盤が緩むまでは、心身がいつまでも『春の祭典』な状態にあるらしい。すなわち、高速、高密を好み、万象の自然な流れを素直に愛しつつも、それをさらに加速させ、凝縮し、高密化しようとする。意識がついつい、人生の根本原理、生命の芯みたいなところに向かってしまう。本能的にそうなってしまうのだ。こういうタイプは、放っておかれると、自動的に、人やらモノやら高密情報やらを夢中になって集めてしまい、言動や作品において、凝縮された自然ともいうべきものを多産し続ける傾向にある。

人によってはかなり迷惑な存在だと思う。何の説明もなしに本質直感ばかりで行動するし、生きる速度が速すぎるし、人をけしかけ巻き込むし、野蛮でケダモノみたいなところがあるし。それでもまあ、ノンストップで進化しながら創造活動を続けてしまうような、こういう人もいるからこそ、人間生態系はバランスが取れているのではないかと思う。

  こういう引き締まった骨盤の持ち主に、エネルギーが中枢神経へ上昇しやすい面長でひょろっとした体型をミックスすると、原始的なくせして知的にやたらと凝縮されたものを生み出す人になる。圧縮された原始生命エネルギーが、知的に厳密に構成されて噴出されるのだ。バルトークとか、ストラヴィンスキーの音楽には、そういうところがある。

  彼らの作品はあまりに知的で厳密なので、かえって当初、枠にはまった知識はあっても知性の乏しいような人達から、破綻だらけ、でたらめ、理解不可能、などと見做されたらしい。しかも彼らの作品のなかには、あまりに膨大な情報が圧縮されている。
 膨大な高密情報を、当事者としてまるごと素直に受け容れられるのは、やはり毎日を現に小さな祭典のように、春のようにして生きている、心身が若い人たちなのだろう。


飯田茂実

posted by e-danceとは? | 04:22 | 『春ノ祭典』創作日記 | comments(0) | - |
スポンサーサイト
posted by スポンサードリンク | 04:22 | - | - | - |
コメント
コメントする