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京都を拠点に活動する、大所帯のダンス・コミュニティ。
ブラス楽器を奏でながら、ダンスな旅をしたりします。 『現動力』(2006)お客さんの感想から
2008.05.05 Monday
『現動力』(2006)お客さんの感想から ・ぜんぶ良かったです。ウソのない舞台だと思った。 すべてのパフォーマーさんが魅力的でした。 終わったあとはちょっと喋れない感じです。(21歳 学生) ・個人的には、今まで観た舞台のなかで、1番面白いと思いました。(26歳 教育者) ・生きている人も死んだ人も近くにいることを感じて、 すごく安心した。嬉しかった。(Nameless) ・出演している方 1人1人を こんなにはっきり 感じたのは初めてでした。 身体の動きが すごくて 美しかった。また是非 拝見したいです。(24歳 学生) ・生きていくうえでの大切な事を学びました。 今を大切に自分らしく生きる事の大切さを知りました。(Nameless) ・とにかくすごかったです。体当たりの表現に圧倒されました。(19歳 学生) ・言葉がでしゃばらず、動きも面白く小粋、皆さんがわかって動いてる。 ほぼ完璧なんじゃないですか。(35歳 会社員) ・今まで見たものと違って、動きがすごかった。(Nameless) ・とても面白かったです。2時間半、あっという間でした。(21歳 学生) ・本当に本当に素晴らしいというWORDだけでは表わせないくらい、 心にジーンとくる、心うたれる公演でした。 体中の血がグルグル回った感じがしました。(25歳) ・膨大なテキスト、振付、構成、出演者の皆様、素晴らしいです。 今更ながらあんな仕事できたらいいなと思いました。ほんとにいいです。 ダンスと身体と言葉がこうすればお互い噛み合うんだな〜って。(35歳 俳優) ・すごく面白かったけど、ちょっと恐かったです。 他人の見てはいけないものを見てしまった感覚がしました。(Nameless) ・人間の深さを感じるような作品でした。(27歳 介護職) ・今までで一番良かったです!! 感動し、心がふるえ、切なくもなり、笑いもあり、 面白かったです。また見たいです。(Nameless) ・もう、泣くしかなかった。(22歳 会社員) ・感動しました。2、3回、ちゃんと観たいと思いました。 芸術ってものが何のためにあるのか、もう一回考えてみようと思います。 収穫いっぱいありました。(26歳 演出家) ・ひとつの詩を見せて頂きました。(26歳 フリーター) ・長い旅をして、自分の在るべきところに帰ってきたような、 魂がスーッて身体のいい処におさまりました。 一瞬、まばたきする間のできごとだったような心地もするのです。 この場にいられたことを幸運に思います。(38歳 演出家) ・心の叫びみたいなものを感じた。(23歳 学生) ・あとでしみじみ思い返すと思います。ありがとうございました。(30歳 ケアワーカー) ・自己と他者、生と性、意味、理解、死。 動きにビックリしっぱなし。 意味を考えることに意味がない気さえしました。(Nameless) ・すべてを忘れさせ、そして思い出させるような生(ナマ)。 ありがとうございました。(20歳 学生) ・圧倒されました。抽象画を見ているみたい。(23歳 会社員) ・理解しようとするからわからないのであって、 理解しようとしなければわからないこともないんだと思いました。 すごい世界でした。ありがとうございました。(22歳 学生) ・エネルギーの高さに圧倒されました。(Nameless) ・全ての魂が大きな大きなガラス玉のなかに包まれていて幸福な感じ。 たくさん感じて書けないけど、 みなさん本当にありがとうございました。(38歳 会社員) ・時間が進むにつれ、どんどん舞台の上での世界に吸い込まれていきました。 すごい迫力でした!!(Nameless) ・時間を忘れてしまいました。 たくさんの言葉、動きが心に残りました。 素適な出会いをありがとうございました。(22歳 学生) ・終わったあとには勇気をいただきました。ありがとう。(26歳 鉄道員) 『で・ら・シ・ネ』(2005)お客さんの感想から
2008.05.03 Saturday
『で・ら・シ・ネ』(2005)お客さんの感想から こういった舞台を見ると、本当に良いなぁと思います。 ついつい泣きそうになってしまう場面が多くあり、何回かは「私と対面」した気がします。 神々しいんでしょうか? 私も? ……感謝の気持ちでいっぱいです。 舞台の力、生な感じ、人間味、ああ、なんて素晴らしき世界!(I.Y/29歳) すごいソリッドなかんじで、かっこよかったです。(T.Y) なぜこんなにも胸にせまってくるものがあるのか。もしセリフとストーリーのある舞台だったらば自分でどこに感動したのか分かるのですが、今日は一瞬一瞬に、涙が出そうな気持になったり、ほわわーんと楽しい気持ちになったり、圧倒的な美しさに声も出ない状態になったり、音楽にもう呑みこまれたり、心がゆさぶられました。普通に生きているとき生活しているときに、そういう瞬間に出会うことはあるけど、それはほんの一瞬だけで、その一瞬をギューと集めたような1時間半でした。劇場に来てお金を払うだけでこんな気持ちが体験できるのであれば、私はもう一生懸命働いてお金を稼ぐわよ! と思います。(K.Y/会社員 28歳 東大阪市) 最初、幕が開いた瞬間から魅せられました。 美しい狂気の世界だと思いました。身体よりも言葉の力に圧倒されました。 1回みただけでは分からない、何度も何度も観たくなる、確かめたくなる作品でした。 ありがとうございました。(K.A/学生 21歳 宝塚市) 秩序だてることのできない現実の世界を舞台上であふれさせること、 それをする勇気というか覚悟に感銘を受けました。 そしてそれを、とてもつよく、いとおしく思った時間でした。(N.M) 全く、舞台の事等の知識はないのですが、ただただ、すごかったです。 見に来て良かったと思えました。(F.M/会社員 22歳) よくわからない詩を読んだとき、よくわからないけど、何だか心を動かされたり、泣きたくなったりする。 そんな感じのステージでした。ひとつの詩のなかにいる私を感じました。(S.T/教員 東住吉区) 無理のない心地よいスピードで伝わってくるのに、どきどきする舞台でした。 とても素直な、可愛いもどかしさの香りがします。(Nameless) 作品全体に人を巻き込む飯田パワーを感じました。 前回、飯田作品は“野バナシ”を観ましたけれど、回をおって増してますね。とても好きです。 このままいろんな人が巻き込まれて、どんどん開いてゆくのでしょうね。 私も巻き込まれている人々のうちの1人です。ありがとうございました。(M.A/派遣 22歳 中京区) 正直、おどろきました……。 今は観終わった直後なので、自分のなかできっちり処理ができていないけど、 すごく心と脳にシゲキがありました。 素適な舞台だったと思います。(K.K) こういう舞台は初めてだったので、最初から最後まで、くいいるように見させていただいたという感じです。映像と音楽、そして舞台での演技、ほんとうに「ゆるり」と始まり、人間の喜び、怒り、悲しみ……そして見ているうちに私自身の内側にまで入ってきてくれて、「自分にとって家族って何?」「自分っていったい、どんな存在?」と自分に問いかけていました。自分の中に秘めている感情をダンスでセリフで表現できる皆様がとてもうらやましく思います。舞台が終った今も、最初の映像からもう一度見させていただいたら別の自分を発見できそうな。そんな体験をさせていただき、とてもうれしかったです。 ありがとうございました。(T.J/46歳) 演劇でもダンスでもない、そういったワクをこえたもので、 なんかびっくりしたり、ワクワクしたりして、とても面白かったです。(N.S/29歳) 途中で、何なんかわからんけど、とにかく泣きました。というか、自分の記憶や経験がビミョーにリンクしてひっぱり出て来た。内田さんが一言一言「お金ほしいですか?」とか客席にしゃべりかけるシーンが印象的。人って1人やなぁ。でもそれをどう他の人とつながって広がっていくか、タイセツでムズカシイ。野田さんのスポーンッとしたカンジ、すごーいよかった。(T.M/会社員 30歳 松山市) 何年か経って、自分自身や、周りの環境が変わった時に、もう一度見たいです。 赤いひもがきれいでした。動作もきれいでした。 突然のひやしあめが、おどろきでした。(O.K/学生 18歳 池田市) とてもおもしろかった。 最初、映像が左右対称に同時にいかなかったハプニング(?)があった所も、全て含めてこの公演の味なんだなと思った。 ダンスも素晴らしく、内田さんと黒子さんの息の合った感じがとても感じられた。(K.Y/23歳) いろんな感情や、ことばや、音楽や、その他全てが、一回一回、直接自分に語りかけてもらっているような、その度に私の感情が湧きあがって、舞台にのっかって流れてゆくような心持ちがしていました。きっと他の人もそうだったんじゃないかと思い、そんなふうにたくさんの人のぜんぜん違う気持ちが、今、ここに集まっているんだと素晴らしく思います。良い場にいられて、とても幸せでした。(Y.T 28歳 上京区) すごく迫力がありびっくりした。 いろいろなコトを考えさせられた気がします。 すごくたのしく見せていただきました。(K.K/動物看護士 26歳 交野市) 印象に残るシーンばかりでしたが、ハサミで赤い糸を切るシーンが特に名シーンだと感じました。 風鈴と照明も綺麗でした。あんな風に踊りたい。あんな風に演じたい。あんな風にハサミを切りたい。 席を立つ人なんていないでしょう。高水準でこんなに自由な舞台を。(I.M/33歳) おもしろさ、とうらやましさでいっぱいでした。 作る現場を是非見たいと思いました。(K.A/学生 20歳 左京区) 全然つながりがなかった2人が舞台に立つと、なんでこうなじんでるんだろう。 飯田さんのにらんだ目はすごいなって思いました。 まどかさんのはじけっぷりに笑いました。(M.S/写真家 34歳 西京区) 終った後、心に何かぐさっときて、感じた所と、不快な気持ちもありました。 あまりにもこっちの中に入ってこられると。演劇と思って引いて見ていたのに。 よかったです。今まで見た舞台とはちがいました。(H.Y/自営業 32歳 中京区) 舞台を観ながら、色々なことを考えていました。 観ることができて良かったと思わせる舞台でした。 ありがとうございました。(K.Y/学生 20歳 左京区) 今日の内田さん、一番、好きでした。 照明が、赤から、白になり、内田さんの後ろから、肩に手をかけるさなえさんから、声が聞こえてくるような、優しく、やわらかく……。 まどかさん、最後の体から、顔から、全身の表情がとてもよかった。ストンと何かが落ちた感じ。 観ていて、とっても、嬉しくなりました。 後半は、観ている自分も、開いちゃったみたいで、3人の気がすっと入ってきて、涙、涙でした。(S.A) 大好きな人達と、お酒を飲んですごく楽しくて、うれしくて幸せな時間を過ごした後、 ふっと1人で外の空気を吸ったみたいな、すこしズレみたいな、心地よい気持ちになりました。 人が、とてつもなく美しいパワーを隠しもっていると信じています。 今日、この公演を観られて良かったです。(T.K) おもしろかったです。1時間半と長い時間だったのを全く感じませんでした。 思い起こせば、気づかぬ内に初めと最後で全く違う世界になっていて。 色んなシーンがあったのに、ぶっ切れてなかったからだと思います。(K.H/学生 20歳 枚方市) 黒子さなえさんの体、動き、表情がすてきで、始めより終りがどんどん好きになりました。 舞台はイヤミやおしつけがましさがなく、飯田さんのセンスにあふれているよう。絵本のよう。 なので、くらい部分、どうしようもないけど、どうしたらいいのかわからない……。 かくれた生きるイミをみつけたい私のきもちの半分を、かなえてくれた作品。(H.K/会社員 26歳 上京区) 内田さんの底知れぬ世界にひきずりこまれてしまいました。 こういう舞台(ダンス)を観るのははじめてで、何と感想してよいものか途方にくれてしまいます。 みなさんのどこかを見る目がよかった。(N.M/会社員 24歳 城陽市) 不思議な2時間でした。(Y.T/会社員 63歳 守口市) 内田さん、黒子さんのすばらしい演技 + 今回は野田さんの 舞台をめいっぱい舞う姿ひびき渡る声に感動させられました。 人間が生きていく限り感じる不安、喜び、とまどい等、 舞台に抽出され、心にひびきました。(O.M/大学生 21歳) 舞台美術がキレイでした。変化していく様も。 不思議空間が気持ちよかったです。(M.N/学生 21歳 都島区) トータルに言って、すごい衝迫力だったな、と思います。 飯田さんのナイーブな強さがとてもよく出ていたと思いました。 まどかさん、ナマな感じもよくて、泣きそうになった。 内田さんって、カトリーヌ・ドヌーヴって思われたり言われたりするのかな。 舞台の上にいる以上、というか、何もしていなくても「女優」だっていうのは、すごいなあ。 黒子さんのせつない感じってたまらない。またお願いします。(J.S/舞踊批評家) 想像していたより、ずいぶん言葉が多く、ずいぶん素適でした。 最初はTVの中の話みたいでしたが、中盤で優しくなって、 最後はいい意味で突き放してくれたので、そっちのほうが優しいよなと思います。 内田さんは太田省吾で観て以来でしたが、どちらも素適でした。 舞台美術も腕に書かれた名前も、お客さんとの関係を意識していたので好感が持てました。 最後の一瞬だけ、ティッシュが砂に感じられました。 本当に素適でした。今は言葉の軽さを恨んでいます。(S.T/学生 23歳 茨木市) 最初の赤いひもが吊ってある舞台がきれいでした。 黒子さん、アグレッシヴな踊りがかっこよかったです! 内田さん、美しさの中のトゲみたいな…… なんかただきれいなだけじゃなくて吸いこまれそうでした。 飯田さん、声がクリティカル・ヒットです! マイク通してもいいですね!(K.M/学生 21歳) おわりのシーン、とてもきれいでした。(F.S/学生 22歳 西京区) 背中に乗った白いティッシュが羽のようで、人は皆、天使の翼を持って生まれてきた… でも天使は“いい”のと“わるい”のと、時によって両方の顔を見せる、と思った。 空間がとてもとても素適でした。草が生えていて、河原のようで、宇宙が広がっていました。 身近な世界でありながら(夏休みの子供みたいな)、宇宙の彼方みたいな。 途中で、いえ、ほぼラスト近くで、これは観ている方も、舞台で行われていることの“間”に加わって、創造する作品のような気がしました。……それが、舞台というものなのかな。 黒子さんも、内田さんも、野田さんも、音も叫びも、白いフワフワも気持ちよかったです。 すべてわかったなんてことはないから、また観たいと思ってしまいます。(B.K/事務職 30歳 茨木市) 「女は怖い」とよく芝居や文章で使われるけれど、ホントに怖いなと思ったことはほとんどないのですが、 今日はなんとなく、その入口を垣間見れた気がします。アフタートーク、飯田さんのおしゃったこと、なんかわかる気がします。 言葉にすると消えてしまいそうな所を、伝える手段は……ジャンルの問題ではないんでしょうね。(M.A) 内田さん、黒子さん、野田さん、それぞれ異なったキャラクターが、よく活きていたと思います。 野田さんが、チリ紙をめちゃめちゃ撒き散らしながら駆け回り、舞台を真っ白にしてからの迫力がすごかった。 (K.Y/大学教員・小説家 36歳 左京区) こちらがびっくりするくらい生々しくステージで出していた大声。 そこから読みとったものは解放です。ありがとう。(Y.T/26歳) たいへん素晴らしかったです。(N.K/自営業 天王寺区) 良い気持ちになりました。 こんなおいしい冷しあめ、飲んだことない! 子供がいたら飲ませたい。(Y.T/ダンサー 36歳 名古屋市) 見終わった感想は、第一にすごく疲れました。 こんなにパワーのある女性を見たのは、初めてでした。 ずっと引き込まれそうになっていて、それを拒もうとしてパワーを使いすぎました。 こんな表現の仕方もあるんだなと思いました。(S.R/住職) こういう世界があるんだなということに刺激を受けた感じです。 わからないことがあるって事は素晴らしいことだと思いました。(F.K/25歳) 不思議で不思議で。みてて緊張しました。 みなさん、存在感があってスゴイ。(Nameless) はき出されたものをたくさん見せられて、それをきっかけに自分の中の物も引っぱり出され、 辛いようで気持ちいい感覚に息が上がりました。 どの感覚にもうったえかけてくるので、もうどうしようもなかったです。 ハイパー、ストレートでした!!(T.K/フリーター 26歳 神戸市中央区) 作者は、病気か、経験者。演者も狂気に染め、点滅光で狂気に誘う。 夢に意味のないものはないように、狂気は、非常に有用な意味を持つだろう。 大量のゴミの中で、まさぐりあっている現実の中で、狂気にひたってながめてみた。 さて、意外に目覚めの良さを感じる。 あれだけ狂ってくれたのだから、こちらはスッキリしたのかな?(N.Y/自営業 52歳 左京区) 相変わらず内田さんの声は魔法のようで、 一言発せられる度に、そこが、どんどん別空間になる感があり、不思議な気持ちになっていくのがわかりました。 黒子さんの動きは気持ちよくて眠気を誘いますね。危険です。 とゆーわけで危険な作品でした!(O.N/サラリーマン 44歳 墨田区) 自由な舞台だと思った。(O.Y/北区) 「1人」を感じるところがおもしろかったです。(T.Y/ヘルパー 36歳 東山区) あったかくてやさしい作品で。そしてこれからがたのしみな作品だと思いました。 広ーい、広ーい、川みたいでした。海ではなく。(Y.H) 色んなものやことがあふれかえっていて、洪水のようでした。 おぼレる。(Nameless) すごく感動しました。 終演後すぐは、ずっとホーッとした状態でした。 最初幕が開け、細かい美術作りに驚きました。 鈴のついた細い細い糸の数々。リンリンと鳴り揺れる糸のカーテン。 ワラのような草に絡みつく白く薄いティッシュが、人の風により揺れ 落ち また絡みつく様。 出演者の叫び声、話し声、演技上の会話。そして選曲がすばらしかったです。 セリフとダンスのシンクロ(内田さん&黒子さん)と野田さんのキャラクター性がとても面白かったです。 この人達でなければできない作品だと思いました。 そして飯田さんの演出の細やかさに驚きました。 映像を投影する和紙のスクリーンも効果的でした。 音の選曲がよく、セリフから観客への会話があったせいか、 演劇+音楽のLIVEを見ているような感覚に陥り、だからすごく感動したのだと思います。(F.K 学生) 最初の内田さんの発声に、感動で鳥肌がたち、 パワフルかつとてもしなやかで繊細な黒子さんのダンスに目を奪われ、 野田さんの澄んだ瞳のきらきらにすいこまれそうになり…… とにかく心に響いた時間でした。 そんな時間を共有できたことをうれしく思います。(F.Y/会社員 24歳 中京区) ・意識と無意識の融合が素晴らしいと思う。 ・細部にこだわりながらも、考えない一部分を残しているのが良いと思う。(N.K/会社員 29歳 中京区) 皆が思い思いにそれぞれの想いを懸命に書きつづっています。 客席前に舞い落ちたティッシュが幕に吸い寄せられて、のみこまれ、 誰が何を観たのだろうと思ったり、忘れたり、思い出したり……。 死んで良いと思える瞬間は意外と多いと思ったり。(K.K/20歳) とても迫力のある舞台だった。 本当にそれぞれが個性的で誰からも目が離せなかったです。 飯田さんの感性、何か共鳴するものがある。 目に見えるものだけで、表面的にうつって見える人もいたようですが、コトバにならない想いって沢山ある……。 黒子さんの踊りが恰好良かった! 内田さんの声と表情にひきよせられた。野田さん、魅力あります。 熱いけど、決して、そのテンションは、全く浮いていない。クールで、寂しく、熱い感じ。大人って感じでしょうか。 心の中の誰でももっている感覚を今、現在の年で、あるがままって表現だと思ってしまった。(M.H/フードコーディネイター 左京区) このなつかしさと、とても遠いところから、ある「化学反応」を視ているような不思議な感覚は何なのでしょうね。 はだかでいるよりも美しい、この感触のような温度は何なのでしょう。 この場所に居合わせたことを幸せに思います。ありがとうございました。(N.I/東京都練馬区) 舞台というものを初めて観て、感激しました。 でも、すごく、切ない気持ちになりました。なんででしょう。 内田さんの目が、キラキラしていて、吸いこまれました。 また、もう一度、観たいです。 衣装の色使い、光の色使い、すごく好きです。 たくさんのことを考えさせられた1日になりそうです。今日は。 ありがとうございました。(S.Y/フリーター 24歳 南区) 開演前の黒子さんとお話した時、なんでこんな顔してるのかなーと思ってましたが、 舞台を見終わった後、その理由が分かったよーな気がします。 意味はよく分からなかったんですが、大いなる疑問をどーんとぶつけられた気がします。 ある意味、すごく印象に残る舞台でした……。 内田さんも黒子さんもすごかったです……。感服しました……。(K.K/OL) 色々と考えさせられる公演でした。 内田さんの言葉も黒子さんのおどりも野田さんの声も自分(私)に問いかけられているようで ドキドキしたり、冷や汗かいたり鳥肌が立ったりしました。 充実した時間をどうもありがとうございます。 途中、野田さんが3才くらいの女の子に見えてしまったのがとってもおもしろくって、 さいこーに☆ステキ☆でした。(Y.M/フリーター 25歳 伏見区) 感想がこんなに書きにくいことないです。 なんかじっと紙を見続けてしまうここちで、変な感じはものすごいしますけど、全身で。 でもそれは何か、ほんと正直なところ、ていう感じで、単語、単語な感じが強烈な印象。 アフタートーク◎◎ なんかもう残っててよかったです。 (ほんと正直なところ、って感じ)←いちばん大事やったんやと思います。 このあたりのことが、じわじわわかる。(N.M/学生 20歳 山科区) 劇中で飲物が出て、観客サービスするところ、とても「生理的」だと思います。 生きてるってことは生理的なものだから。おなか減ったり、ふれあったり。 枝切りバサミで「ちょん切る」というのも怖い。 生々しい。生理的。それも(怖いと思うのも)生きてるから。(N.M/54歳 東大阪区) とても興味深かったです。ふしぎーな感じ。美術がおもしろい。美術いい。 うしろの草? 稲? がいい味。田舎、なつかしいような……。(Y.M/会社員 29歳 豊中市) ひもがぶらさがって2つに空間をわけて、なんとも不思議な世界にすぐにひきこまれた。 3人とも、とても魅力的で、存在感があって、素適だなあと思ってみていました。 いろんな世界があるなあ、とも。(N.Y/29歳 中京区) 素適でした。昨晩飯田さんの本をぱらぱらと読んでいて、その中の言葉が空間の中で舞っているように思えました。 そして内田さんの美しい動き……久々でしたのでうっとりしてしまいました。 また今後も芝居に近付いてみたいと触発されました。(U.T/自営業 48歳 中央区) 観ていて、心おだやかに安心できる時間がほとんどなかった。 それはきっと、生々しさが、私の心の中に、何度となく突き刺さってきたからだと思います。 例えば、さなえさんの、今までの舞台には、「ダンサー黒子さなえ」が立って踊っていて、 プライベートな部分を、むしろかき消すように踊っている印象がありました。 今回のようにパフォーマーの生々しさを観て、私はドキドキしました。貴重な体験でした。 まどかちゃんが、ハサミでひもを切っていく場面、ラスト近く、 まどちゃんの歌が途切れたあとの静かな時間……心に残っています。(W.K) ・自分が少し悪い意味で大人になってしまっていたことを反省。 ・涙の数が、やさしさが、痛みが、こんなにあるなんて……。 ・野田まどかさんの無垢な心が、身にずきんときました。 ・すごく好きです。ありがとうございます。ティッシュ山にダイブ。 ・本当のことを言うことのむずかしさ……。 ・涙は出てないのに、涙のような鼻水が突然何度か公演中流れてきてびっくりしました。 ・もしかしたら泣いていたのかも……。 ・言葉がみつからない。もっとみたい。できる、いける、広がり……。 ・隠しているようで、隠していない心の、言葉ではない叫び。形は消える。何かが残る。 アフタートークで、心が理性に向かってcool downしました。 観に来れてよかったです。(Y.K/会社員 32歳 松山市) 多く年を重ねると、いろんな感情があふれる。 経験からいろんな想いを抱いている。 そんな人としての大きな存在感を感じた。 それと同時に、全開になる姿を見せられて私自身がかたまってしまった。 全開になった自分、押えて日々をとどこおりなく過ごしたい自分、何もない私……。 いろんな感情になった。 野田さん、キラキラしていて大好きでした。 でらシネ語、素適。(M.M/会社員 29歳 松山市) You should have kissed on stage. Powerful !(S.S) 御2人が調和するのでもなく、格闘するのでもなく、不思議な雰囲気に満ちあふれていました。 この顔ぶれでこの企画、更に続けていって欲しいです。様々な可能性を含んでいると思います。 ぜひお願いしたいです。(D.Y/会社員 生野区) 舞台の空間を区切る赤い紐が、美しいと思いました。 ティッシュペーパーの舞う映像もぼんやりとしていて、見入ってしまいました。 内田さんの表情がとても気に入りました。映像の文章にある「媚」だったのでしょうか。それでも、とても気持ちのよい媚ですね。 踊っている姿も美しいのですが、時々ある科白にも、興味がありました。「もう会えないけれど会いたい人」とか……。(T.M/会社員 35歳 北区) 前説で「私たちは孤独か」ということをおっしゃっていたので、人の孤独、というものを頭において見てました。永遠のテーマだと思ってます。最近知人に「考える人間のほうが7割増で不幸なんだ」という話を聞いて、おお、と思っていたのですが、内田さんを見ていると、そういった「思考の悲劇」とでもいったようなものをリアルに感じました。 お三方とも本当に魅力的でした。(S.K/学生 役者 22歳 泉佐野市) 繰り返し口にされる「あなた」とは観客のこと? 開演前に客席をまわって、観客の名前を腕に書いてもらっていたことが、腑に落ちました。 「観客命名の」イレズミとして。その「あなた」に向けて語られるコトバがティッシュペーパーなのかもしれません。 そういえば口にくわえていました。そしてもしかしたら「クズ」「ゴミ」かもしれない「あなた」に向けてのコトバ(ティッシュ)を両手にもって、 翼とすることを夢見るパフォーマー……そんなことを思いながら見ていました。(S.M/神戸市灘区) 静かなシーンのときに全身から緊張のオーラがでていて、ドキドキして息がつまりそうで、よかったと思います。 野田さんがとてもかわいらしくて、いい味だしていました。特にひやしあめのときとか。(K.K/公務員 23歳 北区) 作る過程を見られなかったことをすごく残念に思いました。 パンフレットやアフタートークで飯田さんがおしゃっていた思いを共有できたことをすごく幸せに思います。(A.Y/無職 27歳 上京区) 冒頭の2人のコミュニケーションをテーマにしたものが、わかりやすく面白かった。 舞台美術も効果的だった。(Y.T/会社員 48歳) ティッシュ・ペーパーを撒き散らすシーンで、 情念の解放のようなものを感じた。(Nameless) ティッシュがよかったです。最初のロープとすず、私好みでした。(K.M) 人間は、生きている限り、誰かを大事にしたり、つながろうとしたり、働きかけたり、失敗したりし続けなあかんのですかねえ、やっぱり(笑)。そこにとどまろうとする、ことは、痛みを伴うと思いますが。やっぱり、人と人の間に、とどまることの方が、そこから立ち去るよりも、よいことなんですかね。最初のシーン(手を出したり握ろうとしたり)と、ラストのシーン(肩でぶつかって抱き合うまで)、印象的でした。(Y.K/団体職員 26歳 奈良市) 赤い糸に吊るされたオブジェのある空間がおもしろかった。 冷やしあめが冷たくておいしかった。なんだかほっとした。 野田さんがマイクでインタビューしているシーンに少し涙ぐんだ。 そういう部分に感想は言えるけれど、全体的には何と言っていいのか正直わからない。 ただ、公演時間中、集中力途切れることなく見れたという事実がある。 飯田さん自身、とてもおもしろい方ですね。 アフタートーク、おもしろかったです。(K.M/造形作家 29歳 住吉区) よく解っていないのかもしれないけど、やはり楽しいと思った。 あそこまで自分を掘り下げるのは、なかなかの勇気と根気がいるなと……。(K.A/マイムアーティスト 左京区) 『吃スレス Kissless』+『野バナシ』東京(2005)お客さんの批評・感想から
2008.05.01 Thursday
『吃スレス Kissless』+『野バナシ』東京公演(2005) お客さんの感想から 感動しました! ステージワークでこんなに感動したのは初めてかもしれません。 等身大の「生」がぎゅっとつまっていた良質の時間でした。 舞台からのストレートなメッセージが、 とぎすまされた矢のように、こちらにいくつも飛び込んできました。(K.Y) 本当に素晴らしかったです。 生きる勇気につながること、大切なこと、たくさん感じることができました。 ありがとうございました。 こういうことこそ、続けていくべきだ。残っていくものだ。(Nameless) 『野バナシ』パフォーマンスの質が非常に高く、素晴らしいと思いました。 この作品でワールドツアーをしてもらいたいです。 『吃スレス Kissless』見事なまでに作り込んであって、 思い込みを裏切られ、良かったです。 みなさん素晴らしかったです。(S.K) 救いのあるハッピーエンドではないけれど、 うそっぽくなくて、本当に正直な感じを受けました。 踊りがステキです。予測できない自由自在な動きが好きです。 あんなふうに踊ってみたいと思いました。(N.M) どうもありがとう。 踊りたい気持ちがあふれてました。 すがすがしい気持ちになりました。 どうもありがとう。(A.T) とても迫力がありました。 舞台を見ながら、自分の人生が走馬灯のように流れていく感じがしました。 楽しかったです。(S.M) 『吃スレス』、二人の激しさに胸をうたれました。 悲しみと切なさで、胸がいっぱいになりました。(I.M) 吃スレス、 からだとこころが、あまりにも真正面からぶつかりあうさまが、いろいろ痛い。 洗練とか抽象とほど遠い、こんなにぶかっこうで愛しいダンスは初めて観ました。(Y.K) やさしさがいっぱい伝わってきて、あったかくなりました。 楽しくって、うれしくって、幸せ感じて、涙が出ました。 とっても気持ちよかったです。どうもありがとうございました。 今日来てよかった。(S.A) 『吃スレス』ドキドキしっぱなしでした。 グイグイ引き込まれました。 大変におもしろかったです。 『野バナシ』心にグサリとひびく言葉がたくさんありました。 かなしくなったり、勇気づけられたりしました。 がんばろうと思いました。(Nameless) まちがいなく、今まででいちばん良かったです。 今までバラバラに伝わってたものが、 初めてまとまって私の芯まで届きました。(R) 『野バナシ』は、なんだかわからないけど、心にジーンときた。 何と言ったらいいのか分らないが良かった。 今後も観たいと思う。ありがとう。(O.M) 意味とかジャンルとか、うまいへたとか、 そういう余計なことを考えずに、ぼーっと見ることができました。 実はそういう舞台というのは貴重で、なんか嬉しかったです。 出演者たちは、作品のコマにもなっていないし、 集団のなかに埋もれてしまってもいないし、 ただ、舞台上で、それぞれが生きていて、 とってもシンプルだけど、こういうのが舞台だよなぁってしみじみ思いました。 何か見えたし、動いたし、観に来てよかった。ありがとう。(M.K) それにしても、この鳥肌はなんですか?? まったく�。 うっかり、まばたきするのも忘れて、目はカラ�. わー�いうとりますが、とにかくサイコーでした☆(Nameless) 今まで見たことのない感じの作品で、 とまどいもありつつ面白かったです。(M.N) よかった! すごく感動しました。Musicも動きも、ぜんぶ!(R.E) 全身すべてを使って表現する事の力強さを、肌で感じました。(Nameless) 感動です。さみしさ。かなしさ。あたたかさ。 つらさ。苦しさ。楽しさ。笑顔、喜び。嬉しさ。もどかしさ。 いろんなことを感じることができました。 同じ時間、同じ空間を共有できたことに感謝いたします。(U.S) 『吃スレス』も『野バナシ』も 動きがとても自然な感じで、おもしろく観ることができました。 何より、皆さんが楽しそうにパフォーマンスしているのに好感がもてました。(F.S) ダンスが始まる“起源”であるような感じがありました。(T.K) ヒトリヒトリが輝いていました。すばらしい☆ ずっとつづけてください。ずっと。(Nameless) ふたつとも違うテイストで面白かったです。 体の動きとか、きれいですね。 ブラとパンツよかったです。(N.A) ストレートなのは強いよね。ありがとう。(A.D) 踊り踊りしているわけではないのに、 ああ身体はまだこんな風にも遊べるのかと素直に思ってしまった。 ありがとうございました。面白かった。(S.K) 『吃スレス Kissless』は自分の恋愛と重ねて観ました。 相手を大切にしようと素直に感じました。 『野バナシ』は、それとは逆に、自分の人生と相手の人生、 その他、自分に関わった人すべての人生を感じました。 舞台から客席にパワーを送って送って送り続けてください。(Y.M) とてもよかったです。がんばって、みにきてよかったです。 とてもすてきなラヴストーリーをみせてもらえたかんじです。 はじまる前の(ダンス)も、途中やすみのときの(ダンス)も、 とっても和みました。作品中の詩も、とても共感できました。 動きも、自然な流れで、見ててきもちよくて、ずーっとみれました。(M.S) カラダの毒を吸いとってもらった感じ。 次の舞台をお待ちしています。(T.M) こんなの、はじめて見ました! みんな違うのに、一体感があってふしぎです。 これって飯田さんのなせるワザなんでしょうね。(Nameless) 世界はもっと簡単な単純なことでもっと良くなるという思いと、 でも人と人はすごく複雑でこわくておもしろいという思いが、 交錯しながら見ていました。(Nameless) 色々工夫がしてあって良いです。色々空想をかきたてられて良いです。 出演者の内蔵する物語に沿って創作するというやり口は、とっても共感できます。 肩の力を抜いて見る事ができました。(Nameless)) 楽しみました。 ひとつのカンパニーのように、ひとつになって作品ができているようで、すてきでした。 そして随所に毒も入っているようで、ひとすじなわではいかない作品ですね。 ホントにありがとう。(K.T) とても面白かった。さまざまな情感が伝わって来て、味わえました。 なんだか、とても幸せな気分になれたのは何故なのでしょうか。 これからの作品が楽しみです。どんな世界を見せてくれるのか。(Y.T) よく芝居を見ますが、こういう感じのは殆ど見たことがなく、 多分、東京の芝居にはない、新鮮な感じがしました。(H.R) 人間の怒り、悲しみ、ハッピーさも少し。 体で表現するパワーのすごさに感服。 パワーになりました。(K.J) 鍛えられた肉体だけでできることに気づかされた。 今後も楽しみにしています。(K.S) 最期の方の全員でのびのびとダンスをしている姿が、 とてもイキイキと魅力的で印象的でした。(O.Y) しぜんと涙があふれ、せつなさと言葉にならないものが、 私にもあふれてきそうです。(T.Y) さいご、作品も観終った後のエンディングの時、 客席から手を叩いている飯田さんを観て、 ああ、これだけでも見に来たかいがあったなって本当に思いました。 ステキな仲間なんだなぁ……。 (Nameless) 喜びが踊りに溢れている。 人生が舞台に続いている。 人間現象を堪能しました。(T.H) 野バナシ、とてもよかったです。 いいもの見ました。どうもありがとう。(Nameless) 吃スレス+野バナシ、2つの作品にメリハリがあり、 見ている方としては本当に全く別の作品を見ることが出来て良かったです。 野バナシに出演された皆様の顔がいきいきしていて良かったです。(Nameless) 久しぶりに楽しいダンスを見れてよかった。 感情とか思いがストレートに伝わってきて、引き込まれるよう。 最前列でよかったです。楽日じゃなければ、もう一回見ようと思いました。 コンテンポラリーダンスが、アイデアとかテクニックに頼って洗練されていくなかで、 どこかで見たような作品が増えているので、今日みたいなのは、ニューウェーブです。 こういう生のエネルギーをまんま続けるのはむずかしいでしょうし、 今後、この莫大なエネルギーが、どういう形であらわれるのか、楽しみです。(A.S) ナゾも多かったけど、面白かった。 人生は幸せじゃないけど、いとおしいよ。 年とるのも、死ぬるのも、きらいな人も、全ていとおしい。(U.K) 出演者の正直な思いがぶつかって来て、あー来てよかった。 昨日見て、今日見て、2回見てよかったな。 まっすぐ、やっていこうと、えりを正す思いです。(S.M) 自分の今までを振り返ったり、明日から頑張ろうって思ったり、 いろんなコトを考えました。物悲しくなったり、いろんな気分になりました。 今までに初演と公開リハと今日のを観て、今日が1番よかったです。(M.A) 後日、お客さんの批評・感想から 日曜日の後はしばらく放心状態で、でもじわじわと感慨がやってきて、いくつもの感情や思いに出会ったのです。普段は殆ど暗く埋もれていて見えず、意識できなかったところにスポットライトをそっと当てて、改めて多くの気持ちと出会い直したような、そんな感覚がずっと残っていたのでした。特に6日・最終公演の『吃スレス Kissless』のデュオは、求めていたものがもたらされたような、ある種の深いカタルシスがいまだに身体の幾つもの箇所に残っています。 こういう作品を構想・構成して練り上げていく過程というのは、僕が想像するよりはるかに、演出家ならではの心労は数知れないことだと思います。……場面場面での、ダンサーたちの個性が引き出され、生かされ、放たれてゆくためには、やはり飯田君の眼差しがなくては成り立たない。こういう作品を創作してゆくのは、何というか、実は修行以上のものだと思います。K.T(写真家/長野県) 素晴らしかったです。鳥肌モノでした。若い人たちのあのようなモヤモヤを、コトバと踊りで表現するなんて。体験したらあっという間の1時間でした。ほとんど経験のない人たちを、よくあそこまで輝かせるものだと思いました。みんなのファンになりました。大成功おめでとうございます。ホントにすごい舞台でした。M.J(デザイナー/東京都) 飯田さんたちの「ダンス」は、言葉を、身体の動きに、ミミックな形ではなく、その本質において、みごとに「翻訳」することに成功したのだと思います。新しい「身体言語」の誕生です。飯田さんたちは意味の充溢した新しいダンスを創り出したわけです。その表現の可能性を感じました。N.Y(大学教授/愛媛県) 「こんな舞台だったよ」と、簡単に片付けられない舞台でした。 シンプルで、ストレートで、力強かったです。 また「いまここに生きている」ということに、気づき、感動しました。 もっと大きな場所で、もっと多くの人たちがこの舞台に触れて、 そこで生まれるかもしれない現象に、期待したいです。 終わった後、オランダ人の方が飯田さんに質問していたのを横で聞いていましたが、 メンバーたち自身が脚本を書いたというのが興味深かったです。 皆それぞれ苦悩しながら生きているんだ、人生を謳歌しているんだ、と。 すてたもんじゃないなぁというのが感想です。H.S(アート雑誌編集長/東京都) とにかく刺激的。であって、どこか懐かしい。 ダンスを観たというよりは、人々の生き様そのものに触れたような気がいたしました。 気持ちを込めて放たれた投げキッスはとても面映く、でもとてもうれしい。 温かい心持になりました。すばらしく楽しい時間でした。ありがとうございました。I.S(東京都) すべての人が持っているであろう、いのちへの思いみたいなものへ、 正面からボールをなげられたような感覚なのか。 ひとりひとりの目を見て、まっすぐに投げられてきたボールは 落しそうになりながらも、がっしり受け止めようとする。 あの感覚はなんだろうか?と考えると、そんな気がします。T.Y(陶芸家/京都) ネット批評から 「吃スレス」何気ない動きとやり取りから、 自他が溶けるアトムの世界までの魂の旅。 「野バナシ」すべての出演者の魅力をMAXまで引き出し、 高品質の舞台作品にまとめ上げる飯田茂実の手腕は、「神業」と言える。(S.K) のばなしノート なんか、もう、余計なものは取り払って、ただただ人が生きてるぞーってことを見せてもらえた感じ。技術的なことが気にならなくなるほどのエネルギーの高さ。それぞれが、自分自身をやっているという感触。確かに、これは「作品」というより「現象」って感じで、立ち会えてよかったな、というような。やっぱり、舞台って人間をみせるんだよね、何はなくともエネルギーだよね、と普段自分が考えていたことを再認識できました。ホントに、感謝します。 『野バナシ』の光景は今でも鮮明に浮かび上がってきます。こういうことは珍しいのです。いいもん見せて貰ったなぁ、と改めて感謝。(M.K) 「真の批評とは……」 ぷろじぇくとのばなしの『吃スレス Kissless』&『野バナシ Nobana-shi』は、俳優の人生と舞台とがかみ合って、飯田茂実の云う「人間現象」が実感できた。俳優が観客に自らを語り、自問自答する/その姿をさらす、といったような、飯田の構想と構成が活きたのだと想う。(Y.H) 甘い海と記憶 今回見たものは、今まで見たことがない、不思議なバランスの「身体表現」だった。ぶつかりあったり、叩いたり、のたうちまわったり、抱き合ったり、抽象化されきっていない動き。……洗練されていない。洗練されてない具合が逆にオリジナリティーに見えて来てとても良かった。洗練された素晴らしさもある。でも、洗練されただけのものが多く似たり寄ったりで、「洗練された個性」に見せかけた、型みたいなものにハマったものが多い気がする。そんな中、今回見たものは本当の意味で個性的で挑戦的で、おもしろかった。未完成な感じだし模索してる感じだけど、この発展途上がよかったのかもしれない。明らかに成功しないであろうと思ってやらないことに、あえて挑戦してそこに何か見つけているような気がした。成功ではないけれど、けして失敗ではない何か。それって成功以上のものかもしれない。(Nameless) 飯田さんの舞台は、あの詩集の世界を舞台にするとこうなるかと思うような場面や、ちょっと照れくさいが、それをやって、堂々とされるともう、爽やかでいいじゃん。と思ってしまうような、その照れは自分に共通点が思い当たるからと思えば「ようやるよ〜こんなん」と言いつつも、私は充足感がありました。自分がちょっと弱っているのかもしれない。そんなときに、優しくされると、ヘナっとくる。スネの傷なめあうような感傷とも似てるけど、それよりもうちょっと深い部分のような気がします。(Nameless) 個性炸裂してて、楽しかったです。見ながらも、やっぱ、踊らにゃ損だと思ったりしました。「何をしていても膨大な背景や事情がある。人生がある。まずはそのまま受け容れるしかないのです。そうすると現実はものすごく広くて深いものになる」こう語っている飯田茂実さんの若々しさ。(実際ものすごく若い人だったのでびっくり、私は勝手に倍くらいのお年を想像していたので)覚悟きめてわが道を行っている人はかっこいいです。(Nameless) 「吃スレス」「野バナシ」、素晴らしいです!! 「吃スレス」 「男・女」「強さ・弱さ」「大・小」といった対となるモチーフが印象にのこるパフォーマンスなのだが、最後のシーン、2人が台に座り、ブルブルと震え出す……。一瞬で2つの存在が溶け「2つの同じもの」が出現した。吃スレス・kisslessでもsexlessでも魂と魂が共鳴し、自他の境界を超えて行き交う核融合のような世界だ。記号や表象が溶けて、「リアル」が出現した。 「野バナシ」 プロフェッショナルなダンサー、ではないメンバーで作られた作品の場合によくある、さまざまな「綻び」が無い、非常に質の高い舞台作品に感激した。演出振付を担当した飯田さんが、自身のこと、すべての出演者のことを完璧に把握し、さらに即興を多用しているからには、未来に起きる出来事までも明確にイメージできているからこそできる質の高さだ。とても良く分かる。すべての出演者が非常に魅力的に見える。これは演出家としては、最低限の能力だとおもうんですが、我が走るせいか、実力が足りないせいか、無惨にも破綻している舞台が多い。「野バナシ」は、この作品としては最高の褒め言葉であろう「非常に質が高い作品」というのにふさわしい理想的な仕事です。……飯田さんの考え、作品には、共感するところがとても多いのです。(S.K) |